メールと電話

メールには特定電子メールなんちゃら法とかいう名前の法律があり、そう遠くない未来には営業・宣伝目的のメールは事前の許可が無いと送信できないように改正され施行されます
この改正法の施行後に事前の許可なしに届いたメールは違法ですのでバンバン届けちゃいましょう。


この改正によって、社会的にはネットワークリソースを無駄に消費されなくなり、さらに受信者もいらないメールの所為で余分に時間が掛かっていたメールの受信時間も短くなって幸せになれます。


ちゃんと内容を読んでないだけなので詳しいことは分からんのですが、これってもし迷惑メールの送信を目的としたウィルスとかにPCが感染して違反者として摘発された場合はどうなるんでしょうか?
まだPCについて全く分かっていない人の中にはアンチウィルスソフトの期限が切れてるのに平気でネットに接続していたり、ひどいと利用していなかったり、感染してメールをばらまいてるのに気づかないとか結構あると思うんですよ。
実際に知り合いの家は期限切れてても平気な顔していましたし。
実際はOP25B*1とかありますし、ウィルス感染によってメールが送信されてしまうのもそれなりに防止されているとは思います。
でも当然OP25Bを実施していないISPも存在します。そのようなISPと契約していてウィルスに感染、その結果迷惑メールをばら撒いてしまった場合はそのPCの所有者が罰せられてしまうのでしょうか。


企業の営業手段への影響については何とか努力するしか無いという方向でしょう。


また電話やダイレクトメール、直接訪問にはこのような制限が課されていないのに、メールにのみこのような制限が課せられるのは個人的にはどうなんだろうなって思うところです。
企業への公平性という点ではなく、消費者から見た迷惑度という点では営業・勧誘の電話やダイレクトメールの方が不快度が高いのでは無いかと思うからです。郵便物で送られてくればゴミは増えますし、聞きたくもない話を電話で聞かされるのなんてまっぴらです。
それに比べたらメールなんてちょっと範囲選択して削除ボタンで跡形も無くなるんですから可愛いもんでしょう。
あ、紙ゴミと電気エネルギーの消費とどっちが地球に優しいかは分からないのでパスしておきます。


まとめると、やっぱ政治家って何か思いつきで行動してねぇ?ってことです。

*1:Outbound Port 25 Blockingの略。自ネットワーク内の特定範囲のPCから直接外部のPCの25番ポートへの接続をさせないこと。ISPが迷惑メールの送信を防止する目的でやってます。