Qt 及び Qt Eclipse Integrationのインストール

Kubuntu上でGUIプログラミングを行うのにQt4を利用しようと思ったので、必要な物のインストール及び設定メモ。


まずAdeptとかを使って公式のリポジトリからQt4関係の物を一式インストールしようと思ったけども、uicとかが何故か古いので本家のtrolltechからソースコードを落としてきてインストールに変更。
trolltech : http://trolltech.com/
Downloadページに移動し、Open Source > Qt for application development とクリックして進む。
そこにデカデカとQt本体のダウンロードリンクがあり、下の方には小じんまりとQt Eclipse Integrationのダウンロードリンクがある。
後は適当にダウンロード先を選択してダウンロード。終わったら適当に展開する。

Qtのインストール

展開して出来たディレクトリの中にINSTALLというファイルがあり、その中にやり方が書いてある。
上から順に書いてあるコマンドを端末に打ち込んで実行していけばいい。ひどい表現でした。
展開したQtのディレクトリに移動し、以下のコマンドを入力する。
$ ./configure
$ make
$ make install  (必要に応じてsudoとかsuとか)
また、インストール先の変更など、細かい設定をしたい時はconfigureに-helpオプションを付けて下さい。
configureのオプション一覧が出るので必要なオプションを利用しましょう。


PATHの設定はPATHの追加をしないで既存のPATHが通ってるディレクトリにシンボリックリンクを追加してみた。
$ sudo ln -s /usr/local/Trolltech/Qt-VERSION NUMBER/bin/* /usr/local/bin
おしまい。


----------2009/05/26 追記----------
Qtのインストール前にubuntuならxorg-dev、xserver-xorg-devのパッケージをインストールしておく。
----------2009/06/05 追記----------
いくつか特定のライブラリやヘッダファイルが無いとビルドされない物があります。
configureを実行した時に何がOKで何が無いとか表示されている部分があるので、configureの出力をlessやmoreするなりファイルに書き出すなりして確認して適当に必要なライブラリとかをインストール。

Qt Eclipse Integrationのインストール・設定

バージョン3.2.1以上のeclipseに、バージョン3.1.1以上のCDTがインストールされている必要があるので以下の作業をする前にバージョンチェックをしておく。
eclipse/CDTのバージョンに問題が無ければ、展開して出来たfeatures及びpluginsディレクトリの中身をそのままeclipseで使ってる同名ディレクトリの中へ移動またはコピー。
次にeclipseを起動しQt Eclipse Integrationでの編集モードに変える。
Window > Preferences > Qt と選択していき、Addをクリック。
Bin PathにはさっきインストールしたQt開発用コマンドが入ってるディレクトリを指定する。
多分 /usr/local/Trolltech/Qt-VERSION NUMBER/bin だと思われる。
Include Pathには同じくQt開発用のヘッダファイルとかが入ってるディレクトリを指定。
おそらく /usr/local/Trolltech/Qt-VERSION NUMBER/include だと思われる。
Version Nameには、自分が見て分かりやすいように詳細なバージョンを入れておくといいかも。
ここまで設定したら試しにQtのプロジェクトを作成し、適当にウィンドウをデザイナで作ってビルド。
うまく出来たらおしまい。